パニッシャー(原題Marvel’s The Punisher)

強さと弱さ、悲しみと喜び、そんなこんな色々詰まってるなと感じさせてくれる。
【作品概要】
公開:2017年
上映時間:全13話
出演キャスト:ジョン・バーンサル、デボラ・アン・ウォール、ベン・バーンズ他
あらすじ
家族を殺された過去を背負う、元海兵隊のフランク・キャッスル。法では裁けぬ悪党に自らの手で裁きを下す一方、亡き家族の幻影に苦しみ続けていた。
感想
激しい銃撃戦とかのアクションも魅力だけど、各登場人物の内面の表現が丁寧に細かく描かれていてものすごくよかった。
フランクの力強さと不安定さ、怒り、悲しみとやさしさだったり、マイクロの家族に対する思いと無力感だったり。カレンだったりサラだったりが、けなげなヒロイン感マシマシで全俺が泣きそうになったり。
個人的に一番好きだったのは、出てくる戦争経験者の中で一番心に波風が立ってなさそうなカーティスの本音が表現されたシーンでした。
やっぱり、よっぽど戦争に行く前から心が壊れてるとかじゃないと平気そうにしてる人でも何かしら心に思うところがあるんだろうなと思いました。
ただ、そういう同情すべきところはあるにしても、隣家の住人が帰還兵で、庭に塹壕掘ってそこで寝てたらたぶん通報しちゃいますね…
マイクロが家族のもとに帰ってこれからゆっくりした幸せな人生を取り戻す(たぶん)ように、フランクもいずれは前とは違った形でも穏やかな人生を送ってほしい。
物語の最後にはカレンさんとゆっくり暮らしてるのが見られたらいいなーなんて。
評価:10/10点
続編待ち遠しい~!