イコライザー(原題The Equalizer)

昼はヒューマンドラマ、夜はシリアスという感じ。
【作品概要】
公開:2014年
上映時間:132分
監督:アントワーン・フークア
出演キャスト:デンゼル・ワシントン、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ他
あらすじ
元CIA工作員のロバート・マッコールは、過去を捨て静かに暮らしている。ある日、年若い娼婦と出会い、非常な闇社会から彼女を守るべく、悪を裁く決意をする。
感想
派手な銃撃戦がある映画も好きだけどこういう静かに戦う映画も好きです。
特に、そこにあるものを使って戦うってのが良かったです。
ワインのコルク抜きとかホームセンターの商品とかね。
敵が迫ってきているのに落ち着いて頭を使って対応しているさまがたまらないです。
でもホームセンターの商品を使うのはいいんですけど、血?をぬぐって陳列しなおすのはやめていただきたい笑
買っちゃう人の気持ちを考えてって思いました笑
作品内で主人公が案じる人たちへかける言葉も良かったです。
言っていることは当たり前のことなんですけど妙にスッと入ってくるというか名言チックな感じ。
コーチとかトレーナーとかをやらせたらものすごいモチベーターになってくれそう笑
また、こういう映画で大切なのはライバルというか敵がちゃんと強くないとってことだと思います。
いくら雑魚を腐るほど倒したってだから何なの?となってしまうのでこれ大事!
その点今作はいかにも悪人な風体の元KGBということで相手に不足なしでかなり迫力がありました。
でも一番好きなシーンは資金パッキング工場?を制圧した後のシーン。
中華系の作業員のおばちゃん達に工場が閉まることを勝手に告げ帰らせるとき、「プーシキンさんからの餞別です。」と言いながら帯してあるのでおそらく100万ドルを渡していきます。
ここ吹き替えの声色も手伝って絶妙にとぼけた感じが出てて、主人公の冷酷な中にも優しさありみたいな一面が見えた気がしました。
続編は強敵とのアクションも楽しみですが、こういうとぼけたシーンや名言も楽しみです。
評価:8/10点
昼間のシーンのほっこり感と夜のシリアス感、そしてその間に挟まれるちょっとした一笑いがいい塩梅でした。