ミュージアム

話の緩急も良くて面白かったけど、犯人の芸術家っぷりをもっと徹底して欲しかった。
【作品概要】
公開:2016年
上映時間:139年
監督:大友啓史
出演キャスト:小栗旬、尾野真千子、野村周平他
あらすじ
雨の日だけに発生する猟奇殺人事件。死体を見せることにこだわる犯人・カエル男は、自分をアーティストと呼び、犯行現場には必ず謎のメモを残す。連続する事件の関連性に気付いた刑事・沢村と部下の西野が、捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。カエル男の罠にはまり、逆に追い詰められていく沢村。謎の“私刑”執行アーティスト・カエル男は一体誰なのか?その本当の目的とは?そして、沢村が絶望の密室(ミュージアム)で見たものとは…!?あなたは最悪のラストを期待する。
感想
色々突っ込みどころはあるけど一番のハイライトはあれだな。
「助けて、おかーさーーーん」(byニート)
ある事件で裁判員してた人たちが狙われているってなってて、ふーんって見てたけど冷静に考えるとニートが裁判員!?
おそらく裁判員やった衝撃で働けなくなったに違いない、
そうに違いない…
個人的には、犯人像というか犯人の立ち振る舞いが結構場面によってブレがひどいのが気になった。
特に犯行を芸術という犯人にしては、以前やったらしい幼女樹脂詰め事件と今回の犯行の落差がひどいような。
樹脂詰めのほうは狂った中にも犯人のポリシーというか筋を感じるのに対して、作中の事件はただ狂った人がやってるだけみたいな。
だから途中で犯人2人なんじゃないかって疑ったんだけど、せっかくカエルマスクで顔隠してるんだからそういう流れがあっても面白かったかもしれない。犯人は後天性のエセサイコパスで、その後ろにガチのがいるみたいな。
評価:8/10点
芸術という割に雑な殺し方が多いのが気になるのでその辺の美しさを追求できてればもっとよかったかも。