置き去り(原題MAROON)

マルーン5は関係ありません笑ホラーテイストなインド発サスペンスです。
【作品概要】
公開:2016年
上映時間:94分
監督:プルキット
出演キャスト:マナフ・カウル、デヴィヤニ・シーミ、サウラブ・サチデヴァ他
あらすじ
あなたならこの狂気に耐えられるか。夜になっても帰宅しない妻を大学教授の夫は心配し、警察に通報。だがその後も行方は知れず、男の精神は徐々に錯乱していく。
感想
題名でマルーン5かな?と思って開いたら全く関係なし笑
インド系映画の大袈裟な演出があまり好みでないのであまり期待せずに見たらめちゃくちゃよかった。
まずサントラ。めちゃくちゃ秀逸!なんというか壊れている(?) 主人公を的確に表現しているというか、箇所箇所で流れる音楽が不穏すぎる。
内容はサスペンスなんだけど雰囲気は下手なホラーより超ホラーテイスト。
しかも登場人物はほとんどが精神的に不安定らしく、みんな薬飲みすぎ。
現実でも精神を病んでる人とずっと一緒にいるとそっちに引っ張られるということがあるけど、この映画はその力がすごい!
話自体は主人公目線で進んでいくから、何となく主人公の感覚に引っ張られて不安な気分にさせられる。何が本当なのか、現実と夢、妄想の区別がつかないみたいな…
本当に下手なホラーよりよほどホラーしてる。ビクッとさせられるような感じではなく心に鳥肌が立つような感じ。
評価:8/10点
この映画を強制的に何十回も見せたら人間の精神壊せそう。そんな力を感じる映画。