盗聴者(原題:La mecanique de l’ombre)

面白くなりそうな雰囲気はあっただけに設定の緩さが気になる。
【作品概要】
製作:2016年
上映時間:91分
監督:トマス・クライトフ
出演キャスト: フランソワ・クリュゼ、ドゥニ・ポダリデス、シモン・アブカリアン他
あらすじ
保険会社で働く真面目な男性デュバルは心身を病み、仕事を辞めることに。ある日、転職エージェントから連絡を受けて仕事内容も明かされないまま職場に行ってみると、膨大な量の盗聴音声を文字起こしする仕事だった。定められた様々な制約を守りながら仕事を続けるうちに、デュバルはある重大な盗聴音声を聞かされていることに気づく。
感想
雰囲気のフランス映画っぽさとか展開は好き。
ただその展開も察しろって展開が多すぎるのなんだかなーって感じ。
主人公と同じくらい状況が分からないってくらいならいいと思うんだけど、主人公以上にわからなくなるのはさすがにイマイチ。
デジタルが信用できないからタイプライターで盗聴音声を文字起こしするって設定は新鮮で面白かったんだけど、さすがに主人公の上司無能過ぎる。
素人の主人公を自陣営に招き入れといて肝心なこと説明してなかったら、事務所の鍵開けて入ってきた人は関係者だなって思うのは当たり前。
本当に諜報に関する組織なの?って思わせてたらダメダメ。
評価:4/10点
しっとりした雰囲気は好き。もう少し設定をしっかり練ってあれば…