クワイエット・ボーイ(原題:In fondo al bosco)

誰がほんまもんの悪魔なのかというお話でした。
【作品概要】
製作:2015年
上映時間:93分
監督:ステファノ・ロドビッチ
出演キャスト: アレッサンドロ・コラービ、テオ・アキーレ・カプリオ、カミッラ・フィリッピ他
あらすじ
村の大人たちが悪魔の格好をして、子ども達を驚かせる祭りの日。4歳になるトマソは祭りを怖がって父マヌエルのそば行くが、酔っている父に邪険にされる。母リンダは精神的に薄弱なこともあり家で寝込んでいて、その後トマソは一人森の中へ入りこみ、行方知れずになってしまった・・・。事件から5年後。街の地下道で孤児の少年が保護される。少年は何もしゃべらないが、年齢、身体的特徴から行方不明だったトマソではないかと連絡を受けたマヌエル。DNA検査も合致し、事件を後悔しつづけていたマヌエルは息子だと信じるが、飼い犬が息子にだけ吠えたり、教会を気持ち悪がるなど、凶暴な態度、素行に村人たちだけでなく、リンダと祖父も少年を息子ではなく悪魔の子だと疑う。そして、恐怖を感じた村人やリンダ、祖父は態度をエスカレートさせていく・・・
感想
遺体無し・証拠なし・自供なしなのに殺人容疑で逮捕とかある???
どちらかというとそんな中犯人に決めつけた報道をしているマスコミが悪魔なような…
展開はだいたい予想通りだったけど、主人公を除いて他の大人たちが皆利己的すぎてキツかった。
変な行動してるとか飼い犬が吠えかかるとか色々言ってるけど、ストリートチルドレン?から(記憶なくて)知らない人の家に突然連れてこられたら親だって言われても警戒するのは当たり前。
(飼い犬が吠えるのは怪しいってそりゃ5年もいなかったら犬は忘れてるでしょ。)
だからもし自分の子じゃないんじゃ?ってなったとしても拒絶する前に警察に問い合わせてみるとか子ども傷つけないやり方を取ってもよさそうな。
ただ悪魔とかを信じちゃう文化圏とか自分たちとそういう違いがあるから理解できないだけなのかもしれない。
評価:6/10点
子役の子の悪魔感ある雰囲気の演技が良かった。