最悪の選択(原題Calibre)

ネットフリックス製作の映画。何かをごまかすとそれをごまかすために嘘を重ねて状況がどんどん悪くなる、日常でもよくあるこれにより究極に追い詰められていく話です。
【作品概要】
公開:2018年
上映時間:101分
監督:マット・パーマー
出演キャスト:ジャック・ロウデン、マーティン・マッキャン、トニー・カラン他
あらすじ
男同士で狩猟を楽しもうとスコットランド北部へ出かけた幼馴染の2人。だが週末の旅はたちまち悪夢に転じ、人としての本質を揺るがす耐え難い試練が待ち受ける。
感想
あらすじにもありますが“人としての本質を揺るがす耐え難い試練”って言うほどか…?というのが正直な感想でした。
猟に行く前に二日酔いになったり、装備を忘れたり、命を狩りに行くという覚悟も持たずに行って誤射してしまう。やってしまったことへの対応は試練でもなんでもなく“当たり前にただやるべきこと”だと思うのですが。
まあ、父になることに実感がわかないというシーンもあったので、試練がどうのこうのいうより命に対する責任感が希薄な若者を描きたかったのかなと思いました。
また、都会の人が田舎に来ると監視されているような気になるというのはよく聞く話ですが、やましいところがあるとそれに輪をかけて監視されているように感じてしまうという面もよく描かれています。
それにしてもシカを狙っていたのに撃つ瞬間に子どもに変わるというシーンは“どゆこと???”と脳の処理が追いつきませんでした笑
撃ち手がよほど注意散漫だったのか子どものステルス能力がすごかったのか…無理あるやろ!っていうツッコミは皆が思うはず…
日本でもたまに猟中の誤射ありますが、登山などで山に入る機会が多いので少し身近で恐ろしいです。
やらかしたときはすぐに謝ったほうが傷は浅いということはわかっていてもついごまかしてしまうということは日常でも普通にありうることだと思います。
そしてごまかし続けるには嘘をつき続けないといけなくてにっちもさっちもいかなくなり、最終的にはばれて何倍ものお叱りを受けるという…
怒られるのは怖いですけど人間率直なのが一番だと思いました。
人の振り(映画)見て我が振り直せですね。
評価:7/10点
流れとしてはよくあるありきたりな流れですが、子どものころなどにやらかしたのをごまかして結局ばれて怒られたという経験がある人はそれを思い出しながら見ているとハラハラ感が倍増してより楽しめると思います。