バグダッド・スキャンダル(原題:Backstabbing for Beginners)

国際政治の場ってこういうもんだよねって思ってる…
【作品概要】
公開:2018年
上映時間:106分
監督:ペール・フライ
出演キャスト: テオ・ジェームズ、ベン・キングズレー、ベルシム・ビルギン他
あらすじ
2002年、国連事務次長の特別補佐官に任命されたアメリカ人青年マイケルは、国連が主導する「石油・食料交換プログラム」を担当することに。それは、クウェート侵攻に対するイラクへの経済制裁の影響で貧困にあえぐイラクの民間人を救うための人道支援計画で、国連の管理下でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配るというプロジェクトだった。しかし、そこにはフセイン自身や、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構が深く関わっており、それがやがて巨額の汚職事件へと発展していく。
感想
別にこれが実話ベースと言われても
“でしょうね”
としか思えない内容。
政府援助でも届くころには減りまくってるっていうのはよく聞く話だしそんなものだろうなっていう。
国連内部のやらかした人が事後にどうなったかってわかりやすかったけど、大物面したイラクのフィクサーがどうなったのかが結構気になる。
案外平然と生き延びてそうで、それはそれでちゃんと報いを受けさせないとなって感じ。
誰もかれも自分の目的達成するために手段選ばなさすぎでビビる。ワナにはめるくらいは分かるけど邪魔だからって普通に殺しすぎ…
みんながみんな自分(達)の利益追求してる国連に金出すの本当にばからしい。
国連とかでやらないでこの地域はアメリカ担当、この地域は日本担当みたいに分ければいいのでは。
どこが無能なのか分かりやすいし。
余談すぎるけど、今になって見てると登場人物のパシャって人の話題が出たときに、シリアスな場面なのに名前連呼されるとナイトプールかぁって笑いそうになる。
パシャパシャ!
評価:7/10点
みんなが知っている(はずの)イラク崩壊への前日譚だからこの後のことを思うと暗澹たる気持ちになる。