トゥー・ラビッツ(原題2Coelhos)

しゃれおつ目指して失敗して残念な完成度になっちゃった感じ。めまぐるしく変わる展開はいいだけに残念…
【作品概要】
公開:2011年
上映時間:102分
監督:アフォンソ・ポイアルチ
出演キャスト: フェルナンド・アルヴィス・ピント、アレサンドラ・ネグリーニ、タイーヂ他
あらすじ
ブラジルのサンパウロでポルノ鑑賞とテレビゲームに明け暮れるエヂガール。腐敗した社会へ嫌気がさした彼は、極悪非道のギャング、マイコンの金を奪うと同時に汚職政治家をこらしめる二兎「トゥー・ラビッツ」を一撃で仕留める計画を秘かに企んでいたが…。
感想
二兎を追うものは一兎をも得ずみたいな映画。
しゃれおつな感じにしたいんだろうけど、変な演出や軽妙な語り口がうっとおしさを感じさせられるのがよくなかった。
時系列が適当すぎてわかりづらいのもイマイチ。
多少後出しっぽくなりつつもクルクルクルクルひっくり返し続ける終盤のスピード感は面白いんだけど…
ただそこに至るまでの各人の思惑というか行動原理が全く見えてこないし(あんなにナレーションつけて解説してる割には…)、それぞれどこまでが想定内でどこからが想定外だったのかが見えてこないところが下手すぎたかな。
せめて誰か一人ぐらい共感できる登場人物がほしかった。
変な人ばっかりすぎ。
評価:4/10点
激しく動く展開はいいんだけどキャラに一本筋を立ててほしかった。