26年(原題26년)

26年

初めのアニメーションがとっつきにくいかもしれませんがその後は十分見ごたえのある作品です。見た後で製作経緯を知るとよりこの映画の持つ重みが増すように思います。

【作品概要】

公開:2012年

上映時間:135分

監督:チョ・グニョン

出演キャスト:チン・グ、ハン・ヘジン、ペ・スビン他

あらすじ

1980年の光州事件から26年が過ぎた韓国。事件の中で家族を亡くした3人の遺族は、当時の虐殺を引き起こした人物に復讐し、積年の恨みを晴らすべく動き出す。

感想

実際の事件をもとに描かれた漫画を原作にした映画です。

はっきりと名前は出されませんが狙われた元大統領や事件の名前は知っている人が多いのではないでしょうか。もっとも多くの人が同じじゃないかと思うんですが、世界史の授業では第二次世界大戦以降の現代史は結構速足だったのもあり、内容はおろか内容についての説明があったのかどうかも覚えていません。

ですが、この映画を見て、この映画の製作経緯を知り、30年近くたってもこの事件に対して思うところがある人の多さを考えれば、ご近所さんとしては知っていたほうがいいことなんじゃないかなと思いました。

 

前置きが長くなりました。

映画見始めてしょっぱないきなりアニメで始まって面食らいました。凄惨な場面の表現を緩和するためかもしれませんが絵のタッチを韓国向けにしてあるのか知りませんが、私は受け付けなくてちょっと辛かったです。この映画のメッセージ性を強めたければここも実写でやってどれだけひどいことがあったのかを知らしめ、視聴者の心にくるものを与えておけば後の感情移入がもっと強いものになったのではないかと。ここがこの映画で感じた一番の残念ポイントでした。

 

あとは最後のあたりで普通に殺すチャンスがあるのにやり方にこだわりを見せたシーンの心情があまり理解できませんでした。

 

お隣の国は昔から大統領が変わるたびに逮捕されたりなんやかんやあるので、人々が知らないだけで大小はあるにしてもこういうことが実際に起こっていてもおかしくないのかもしれないですね。

この映画も何か圧力があったのか一度ぽしゃりそうになりながらも多くの人の援助があって何とか作成されているらしく、エンドクレジットにはその人々の名が延々流されます。

それだけこの事件が人々の心に何かしらの影響を与えているということなんでしょうね。

 

日本は平和で良かったと言うべきなのか、人々が大人しすぎると言うべきなのか…

評価:7/10点

製作経緯も含めて、この事件が韓国の人々にどう影響を残しているのか知るいい機会を与えてくれる映画でした。