16ブロック(原題16 Blocks)

ラストシーンで全てを持っていかれる。メインどころの俳優たちの演技が素晴らしい。
【作品概要】
公開:2006年
上映時間: 118分
監督:リチャード・ドナー
出演キャスト: ブルース・ウィリス、モス・デフ、デヴィッド・モース他
あらすじ
張り込み明けの刑事ジャックは、仮釈放中に悪事を犯した囚人エディを16ブロック先の裁判所まで護送し、証言させることに。しかし、その途中、何者かに襲撃された2人は近くのバーに身を潜め、応援を待つことになる。やがて、ジャックの元相棒フランクが現れるが…。
感想
結末はだいたい予想着くけどラストシーン数秒に全て持っていかれる。
この映画はそこのために全て組み立てられているんだろうなって感じで、そこに至るまでの主役二人の“やらかした人が人生をどうやり直すか”って問答や葛藤があってこそのこと。
ただ何もやらかしていない人からしたら、自分勝手に生きて人に迷惑かけているのに、自分の人生のやり直しだけを見ている感じなのは…って思わなくもなくもない。
まあそうはいっても面白いのはおもしわけで、同じような舞台設定のマイル22がアクションドンパチ系だったのに比べると、どちらかというと頭脳を使って敵を退けていく系なので見ていて楽しい。
そしてなにより素晴らしいと思ったのは囚人役のモス・デフ。おどおど系の演技めっちゃ上手やん!と思って調べたら、俳優兼ラッパー…?
あんなおどおどしてるラッパーいたらビビるわと思うくらいナチュラルな演技でこの話にマッチしてた。
評価:6/10点
本編はまあ面白いくらいで普通だけど最後の数秒で全てOKになる。