サバイバー:生きるに値するもの(原題THE WORTHY)

荒廃感は好きなんだけどエンディングの後に続きそうな話のほうが面白そう…
【作品概要】
公開:2016年
上映時間:99分
監督:アリ・F・モスタファ
出演キャスト:アリ・スリマン、マフムード・アリ・アトラシュ、サメール・アル・マスリ他
あらすじ
文明社会が過去のものとなった近未来。家族と生き延びる男は、よそ者を仕方なく隠れ家に迎え入れる。だが、これをきっかけに、大きな危険が一家に襲いかかる。
感想
エンディングの後に続きそうな話のほうが面白そうなんだけど…
世界の荒廃感は雰囲気よくて面白い。
しかし世界観がよくわからない…
世界的に荒廃してるんだと思うけど、その原因が黒旗?という組織らしい。
その組織自体の説明が何もないので全然世界観分からないし、最初、黒旗=イスラム国かなとも思ったけど世界滅ぼす力とかないし無理がある。その辺の設定をちゃんと練るか、そもそも世界規模の災害でアラブ周辺以外は全滅してるとか、せめてそういうありえそうな設定にして欲しかった。設定がイマイチ定まってないせいで、黒旗側の行動が普通の人には意味不明。それが宗教っぽいって言ってしまえばそれまでだけど…
黒旗側の刺客も刺客で単に頭がおかしいだけのやつみたいで全然惹かれないし…ただ世紀末的世界で世紀末的行為を楽しんでいるみたいな。
貴重なはずの水を捨ててまで主人公達に攻撃する理由が理解できない。
とまあ色々ツッコミたいと事はあるけど、“生きるに値するもの”とされた主人公が、おれたちのたたかいはこれからだ!と言わんばかりの背中見せたエンディングにはその先を見てみたいと思った。
つまりエンディングをエピローグにして、本作の内容は回想とかでまとめてその後の物語を最初から作ってくれてればそれでよかった笑
評価:4/10点
続きも含めて最初からドラマで作り直したら面白くなりそう。