クローバーフィールド・パラドックス(原題THE CLOVERFIELD PARADOX)

終盤まではそれなりなのにエンディングには、は?という感想しか浮かばない…。
【作品概要】
公開:2018年
上映時間:102分
監督:ジュリアス・オナー
出演キャスト:ググ・ンバータ=ロー、デヴィット・オイェロウォ、ダニエル・ブリュー他
あらすじ
地球の資源不足を解決するため、宇宙ステーションで新たなエネルギーの開発を試みる科学者たち。しかしある事故により、恐ろしい別次元の世界を目の当たりにする。
感想
またまたクローバーフィールド詐欺的な感じ。
元祖クローバーフィールド詐欺
初代
終盤まではツッコミどころがありながらもそれなりに楽しめていたのに、エンディングのせいで“は?ふざけてるの?”って感想しか残らなくなってしまう。
科学に詳しくないからあれだけど、そもそも粒子加速器を使って莫大なエネルギー作り出そうとしている時点で成功したら時空のゆがみとか起こりそうだなって思うのに(SF脳?)、明らかに空間転移とかおかしな事態が起こっている状態で現象を検証もせずワーワー言ってるだけとかバカなの?こんな大掛かりな計画実行するにあたって科学者誰もいないの?
そして流れ的には一回目の実験で時空がゆがんじゃってパラレルワールドとの結合や宇宙ステーションの空間転移が起こり、二回目で宇宙ステーションをもとの位置に戻した、って感じだと思うんだけどこれも無理あるんじゃないかと思ってしまった。
そもそも一回目の時は安定しなくて完全な成功とは言えない状態だったと思うんだけど、その結果転移した場所で二回目の実験が完全に成功しちゃったら一回目の実験を再現できてないんだから同じ場所に戻れてないんじゃ…
なのでエンディングとしては
“大変なことになってる自分たちがもといた地球”
に帰るのではなく、
“もとから大変なことになってた別世界線の地球”
に行っちゃったみたいな形にしてほしかったなと思った。(本人たちは帰れた!って思ってるけど色々かみ合ってないみたいな表現するとか)
あと中国人が中国語しかしゃべらないのがかなり気に障ると言うか存在がうっとおしい。各国から精鋭を集めて仕事してるんだから英語話せやってしか思えない。AIも中国語しゃべることからしたら中国資本でこの計画やってるのかもだけどその辺も何も判明しないし不快感だけが残った。
評価:4/10点
科学を出すんだったら、これがこうなるから結果はこう!っていうとこを浅くしないで突き詰めてほしかった。