ジュラシック・ワールド炎の王国(原題Jurassic World: Fallen Kingdom)

賛否両論あるようですが個人的には面白かったと思います。恐竜パニックもので頭を空っぽにして楽しみたい場合には物足りないかもしれません。ブルーという恐竜の幼少期がかわいすぎてツライ…
【作品概要】
公開:2018年
上映時間:128分
監督:J・A・バヨナ
出演キャスト:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード他
あらすじ
あの大惨事から3年―大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は放棄され、恐竜たちは大自然で自由に生活を始めていた。しかし、島で火山噴火の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、恐竜たちの生死を自然にゆだねるか、命を懸け救い出すか。人間を救うためではなく、恐竜のための選択を迫られる。
感想
序盤は従来のジュラシック系+火山パニックもの、中盤以降はSFサスペンス+ちょっと動物感動ものといった感じでしょうか。
ニヤッとできるところや重要なところで前作からの設定が出てくるので、見る前に前作を見ておいたほうがいいです。見たけど内容忘れちゃったって人も見直してから行きましょう。
序盤、溶岩が迫りつつある中で恐竜とも対峙するので結構な緊張感があります。そして前作にもの生き残りであるブルーというヴェロキラプトルがまた出てきますが、こいつの幼少期がめちゃくちゃかわいい!
あまりのかわいさに映画を見ながら思いました、“ヨロイトカゲとかそういうの飼いたい”(?) と。
映画みたいにこっちに合わせて首傾げたりとかそんなのはないとわかっていても飼いたいと思わせてしまうブルーのかわいさといったら‼
と、まあ自分でもよくわからないテンションになりました笑
中盤以降は、クローン人間を作っていたことがわかったり、恐竜に対して兵器利用のための種の改良を行ったりしていたことがわかり、命というものについて考えさせられます。この辺のテーマについてはジュラシックシリーズに求められているものではないという批判もあるみたいですが、単に恐竜パニックものをやっても完全にマンネリ化してしまっているのでシリーズとして続けるのであれば仕方ない方向じゃないかなと思いました。
最終的に色々恐竜が逃げ出しちゃって、その後が次回作になるんでしょうね。フィクションなので気候とか恐竜が生き延びられるのかというところに目をつむればアメリカの街が恐竜に襲われてパニック!という映画になる…?
しかし陸生の恐竜はアメリカ大陸だけでしか移動できないからいいとしても空を駆けるプテラノドンや海を渡るモササウルスとか他大陸の人にとってはいい迷惑ですよね笑
壮大になりすぎてまさに“ジュラシック・ワールド”となってしまいそうな次回作ですが、上手くまとめて傑作となるのかまとめきれずに駄作になってしまうのか、今から楽しみですね。
評価:9/10点
単に恐竜パニックものを期待すると物足りないかも。ですが動物が好きな人は見ていて感情移入できる部分もあるんじゃないかと思います。
小学校高学年など命について考えることができる年齢になった子どもさんと見るのがおすすめです。
噂によるとクレジットのあとにも続きがあるらしいので終わりまで席を立たないようにしましょう。私は事前にそれを知らなかったので劇場係員の無言の圧力に屈して出てしまいました…