ザ・カナル悪魔の棲む場所(原題The Canal)

人間の心の醜さと霊のグロさが味わえる。終盤の霊の接写はグロ注!
【作品概要】
公開:2014年
上映時間:93分
監督:アイヴァン・カヴァナー
出演キャスト:ルパート・エヴァンス、アントニア・キャンベル=ヒューズ、ハンナ・フークストラ他
あらすじ
国立映像記録局の保管係の男が、古い記録映像の整理中に、彼の自宅で過去に残虐な殺人事件があったことを知る。それ以来、犯人の亡霊を感じるようになる。
感想
まず、あらすじを読んで思う…犯人のほうが亡霊なの!?
そして犯人の亡霊を感じるようになったあとに奥さんが死んで物語は始まるけど、浮気の帰り道で奥さん死ぬの自体はまあ天罰やんとしか思えなかった。意味不明だったのはその後の葬儀のシーンで、奥さんの母親が主人公に対していきなり“あの子にアレックスって恋人いたの知ってる?”とか問いかけてくる…
いや主人公が浮気のこと知ってたとしても葬儀の時に言う話じゃないよね。しかも言うに事を欠いて“アレックスはショックで憔悴してる”とかバカなの?
そりゃ主人公も俺には関係ないって言うよね…じゃあ後を追ったらどうですか?って思ったわ。
この辺の浮気は皆の公認みたいな流れが気持ち悪くて、みんなまとめてまるっと派手な死に方しろー!って思っちゃった。
話が進むにつれて、主人公と周囲の認識がずれていき、主人公もそれに不安を覚えていくんだけど、こっちはほぼ主人公目線で見てるから何が何やら状態でかなり不安を感じさせられる作りだった。
最後の最後に奥さんの霊に追いかけられるけど、その結末が本当に気持ち悪かった…
そこまではっきり映す?みたいなとこまで見せられてグロ…ってなったわ笑
評価:7/10点
愛人が死ななかったのは納得いかないけど、こっちの不安をあおってくる構成や幽霊の気持ち悪さが良かった。見た晩に夢に出てくるほどに泣