108時間(原題:No dormiras)

精神系の映画結構好きで、この映画も雰囲気“は”好き。
【作品概要】
公開:2018年
上映時間:107分
監督:グスタボ・エルナンデス
出演キャスト: エバ・デ・ドミニシ、ベレン・ルエダ、ナタリア・デ・モリーナ他
あらすじ
ある劇団が新作舞台の準備をするため、現在は廃屋となっている精神病院にやって来る。その舞台は昔の前衛的な演劇グループが創作したもので、108時間眠らずにいた女性の悲劇を描くものだった。演出家アルマは役者たちに実際に眠らずに過ごさせ、登場人物の心理に近づくよう求める。主演の座を狙うビアンカはライバルたちとともに不眠に挑むが、幻覚や不可解な出来事が続き心身ともに追い詰められていく。さらに、演じる役柄の女性について調べてみると、108時間起き続けた直後に異常をきたしていたことが判明。恐怖を感じ諦めようとするビアンカだったが、目標の108時間はすぐそこまで迫っていた。
感想
雰囲気は結構好きなんだけど…
眠そうな感じが出てる場面とそうじゃない時の差が激しすぎる。
眠そうなときのメイクとか表情は結構よかったのに。
眠らないってのをテーマにしてる映画だったら、時間が進むにつれての段階的な変化をちゃんとやるのが最低限の表現だと思うんだけど…
どういう風に撮ったのか知らないけど中盤以降のシーンは1日寝てない状態で撮るとかそういうちゃんとした演出がほしかったかなー。
というかそもそも普通の精神状況で三日とか寝てないのに夜は自室で一人とか人間にやれるのか???
演劇と思わせてオカルトと思わせて演劇でしたで終わってれば結構綺麗な最後だったんじゃって思ってしまいました。で、ラストの引きでちょっとオカルトを感じさせるとか。
そういう緩急があった方がラストの驚きが大きい気がした。
評価:4/10点
設定と雰囲気はいいけど、細部の演出と展開のさせ方が下手。