ヒーローが飛び立つとき(原題בשבילה גיבורים עפים)

それぞれが隠し続けてきた本音が聞けたとき優しい気持ちになれる気がする。
そして原題が読めない笑
【作品概要】
公開:2018年
上映時間:全10話
原作・制作:オムリ・ギヴォン
出演キャスト:トメル・カポン、ニネット・タイブ、マイケル・アローニ他
あらすじ
戦争で心に傷を負い、きずなを失ったイスラエル人の元戦友4人。死んだはずの大切な女性の消息を追うために4人が再会。コロンビアを舞台に、決死の捜索が始まる。
感想
イスラエル産ミリタリードラマだけど、戦闘ってよりは精神面を中心に描いている感じ。
基本的に、対レバノン紛争の戦闘時に怪我してがれきに挟まれて助けられそうにない隊長を切り捨てる決断をせざるを得なかった主人公アビブとそれを公然とだったり内心でだったり責める人たち(本人含む)で話は進んでいく。
で、その隊長を切り捨てる場面で思ったことがある。
普通に航空支援頼めば良くない!?
敵味方の位置は上空から完全に把握してるし、敵は一方向からしか来てないし、もともと空爆の予定があってあと数分で落としますよって位置まで来てたんだからそういう判断はできなかったんだろうか…
作戦本部のくせに偉そうにするだけが能力で隊員のためには役に立ってないな。
その辺のことが原因でアビブは皆に責めたてられニートになり…戦場であれば適切な判断しただけだと思うんだけどかわいそう。
特にヒンメルって奴と対立してて事あるごとにやりあってるんだけど、そういう下地があるからこそ9,10話がかなり泣ける話になってた。(今でも場面を思い出せば目頭が熱くなるくらい)
過去は取り戻せないけど、それぞれが色々なものを乗り越えて次に進むって感じの終わり方で視聴後の余韻が気持ちいいドラマだったな。
そしてダブルヒロイン?の二人が美人でいい子で見ていて華やかさを感じた。
ヤエリ役(Ninet Tayeb)
けだるげな感じが魅力的。
マリア役(右)(Vanessa Chaplot)
笑顔もかわいいけど物憂げな時がめっちゃ美人。
評価:8/10点
決定的な溝が生じてもなお相手を思わずにはいられないっていう関係性がとても美しくうらやましく思えた。