The Hornet’s Nest

激しめの戦争ドキュメンタリー。家族愛を押し出してくるところはイマイチだけど戦地にいるという恐怖を感じられた作品。
【作品概要】
公開:2014年
上映時間:96分
監督:デイヴィット・サルズバーグ、クリスチャン・トゥロウド
あらすじ
戦争は人を変えます。優秀な米軍兵士たちと、今までにない戦場への度を体験してください。1日の作戦が9日間の凄まじい戦闘になった様子を、心を奪われるように力強い真実を描いた映画です。
感想
戦争ドキュメンタリー映画。今まで見たこれ系の映画の中では一番激しかった。
作戦行動中の映像がどんどん出て来るんだけど、その間に敵の襲撃受けてしかも囲まれて四方八方から撃たれてるっていう…
制圧するぞ!って言ってるけど、この小隊だけじゃ絶対無理やん…って絶望感がすごい。
前に見たレストレポ前哨基地も激しかったけど、谷をはさんで両側でドンパチやってたからそこまで絶望感は感じなかった。どうやったら終わるんだ?って虚無感はあったけれども。
そういう戦地の怖さを垣間見ることができる作品だけに、リポーター親子の感動話みたいなのを入れてくるのがちょっと鬱陶しかった。
お父さんが本職リポーターで仕事にかかりっきりだったから家族のきずなが薄く、今度の仕事には父親のことを知るために?息子が半ば無理やりついていく。で、息子のほうが死にそうな目に合って心配で…涙、みたいな。
それ戦争が起こっている地域の現実と向き合わないといけないこととなんの関係があるのかっていう疑問。せっかく戦争の現実を知らせてくれるいい映像取ってるのに変な色を付けなくていいんじゃないのって思った。
でもそれ以外は戦地にいる兵士と同じ目線で怖さを感じることができるいい作品だと思うので色んな人に見てほしいなと思う。
評価:6/10点
変に家族愛を押してくる以外は戦地の兵士と同じ目線で恐怖を感じられるいい作品だった。