Sulla Mia Pelle (邦題未定)

カルネ・プロピア

ベネツィア国際映画祭2018に出ていたイタリア映画。Netflixにあり、英語で見ざるを得なかったけどわかりやすくて問題なかった。実際にあった警察によるステファノ・クッキという囚人(?) への虐待事件へ疑問を投げかける作品。

【作品概要】

公開:2018年

上映時間:100分

監督:アレッシオ・クレモニーニ

出演キャスト:アレッサンドロ・ボルギ、ジャスミン・トリンカ他

あらすじ

軽犯罪を起こしたことにより、ステファノ・クッキはローマの檻の中で永遠に家族に影響を与える最悪の一週間を過ごす。実際の出来事に基づく物語。

感想

基本的に浮き沈みなく淡々と進んでいった印象です。

おそらく現実に自分の身に警察等による虐待事件が起こっても同じように物事は進んでいくんだろうなと思わされます。

 

見る前は、彼が関わった警察や看守は全員クソ野郎だったんだろうなと思っていたんですが、意外と彼のことを気にかけて心配してくれる人も多く、何かが少し違えば亡くなるまではなかったんだろうなと思いました。

顔の傷はどうした?と問われるたびに階段で転んだとか何故か悪徳警官をかばうような発言をしなければ良かったのに…とも思いましたが、私には理解できないまでも彼には何かしらの理由があったんでしょう。(恐怖か意地かプライドか…)

 

虐待を行った悪徳警官が悪いのはもちろんなんですが、見ていて一番気に障ったのが裁判官。開廷して書類見て質問するだけで顔をあげて被告人を見ようともせず判決を下します。人の人生を左右しかねない仕事をしているとちゃんとわかってるのか?!とちょっとイラっとしました。日本でもいるんですよねーこういう高慢ちきな裁判官…人のいい裁判官はとてつもなくいい人なだけにダメな奴はとことんダメな奴に見えてしまいますね。(ちなみに民事の原告側での体験。。被告人と呼ばれたことはありません笑)

 

全体的に警察が完全に悪いという描き方だと思うんですが、暴行した警察官が悪いのは当然としてもその前の捜査は当然かなという感じも。

男二人が深夜に車で話してて、そしてクスリ持ってたら「こいつら売買してやがる!」って思ってどっちかが売人かなと思うのが自然です…

その後の過程に問題があったわけで、今後世界中で公開されるのであれば取り調べの完全可視化などの議論がさらに活発化していくのかもしれませんね。

評価:7/10点

社会へ問題を投げかける作品でした。ステファノ役の俳優さんの今どきの若者っていう感じと弱っていく様の演技がかなり良かった印象。