K2 初登頂の真実(原題LA MONTAGNA DEGLI ITALIANI)

主演の人がかなりイケメン。演出がイマイチでただその人を生かし切れていないところが結構残念。
【作品概要】
公開:2014年
上映時間:124分
監督:ロバート・ドーンヘルム
出演キャスト: マルコ・ボッチ、マッシモ・ポッジョ、ミケーレ・アルハイク他
あらすじ
「非常の山」として畏怖の念を持たれエベレストにも増して登頂が困難な、世界第二の高峰―。1954年、イタリアでは野心家のデジオ教授が密かに最強のアルピニスト・チームを集めていた。厳しいトレーニングで中には肉体的、精神的な限界にぶつかる者もいた。
感想
K2登る技術的困難とかを描いたドラマかと思いきや、初登をめぐる功名心などのドロドロした人間関係が主題。
だからなのか、登山シーンがしょぼすぎて体力と高所耐性あればK2簡単に登れそうに思えてしまう内容…
8000m以上の高さにいるのに普通にサクサク歩けていたり、ゲホゲホはしながらも大声で叫び続けたり。アルプスで鍛えている一流登山家たちとはいえその倍近くある高所でこんな動きはムリでしょって思わざるを得ない。
しかも道中起こる人間関係以外のトラブルはほとんど超初歩的なミスというか初心者か?と思ってしまう…
まあその中で言ったら実際の映像?(風なだけ?)を使ってる感じのシーンは結構良かったんだけど。
そして登山中の人間関係がドロドロなら、登山外の人間関係もドロドロ。
登場人物の一人が、“K2登頂後結婚してくれ”って言ってるの見て、典型的な死亡フラグやん…って思ったけど、その婚約者自身がフラグをへし折ってくれたから本人知らない間に助かった感ある笑
そもそも、婚約者が他の男と“私たち友達よね?”って確認しあったあとにキスする流れいる?この女の胸糞悪さが増すだけで本題に全く関係ないんだけど。
もう少し全体的な流れとかバランスを意識した作りにしてほしかったかな。
人間関係に主眼を置きすぎて、登山シーンも中途半端すぎる。
評価:4/10点
もう少し極限状態感出してほしかった。テーマはいいと思うのにうまく生かし切れていない感じ。