となりのテロリスト(原題Fe de etarras)

雰囲気コメディっぽいけどイマイチ笑えるシーンがなくジャンルがつかめない…
【作品概要】
公開:2017年
上映時間:89分
監督:ボルハ・コベアガ
出演キャスト:ハビエル・カマラ、フリアン・ロペス、ミレン・イバルグレン他
あらすじ
ワールドカップに沸くスペインの小さな町で、作戦実行命令を待ち続けるテロリスト集団。だがこの男たち、テロリストと呼ぶには少し様子がおかしくて…?
感想
ジャンルが分からない…
雰囲気的にコメディなんだろうけど笑える場所がほとんどなく、基本シリアス風。でたまにズッコケ系の笑いを取ろうとしてくるんだけど、はぁ?って反応しか出せないシーンがほとんどだった。(笑いの感覚の違いか?)
原題的にも“ETAの信念”(?)ってなっててますますガチのシリアスものっぽい雰囲気を醸し出してる…
(※ETA:スペインの独裁政権時代に対抗して作られた集団。バスク独立を目指していた。)
唯一クスっとなったのはスペイン国旗をめぐるくだりのとこくらいかな。
個人的にはいいところをあげるのが難しく思うくらいの映画だったけど、いいなと思ったのはセリフ回し。
ごくたまーになんだけど、バスク地方のサンセバスチャンをバスク名のドノスティアで言ったり、バスクのことをエウスカディと言ったり。台本としてそうなのか俳優がバスク出身で自然と出てきてしまったのかはわからないけど、その辺はバスクに誇りを持つバスク人って感じられて良かったように思う。
ETAの関係者とかが見たら怒りそうな内容だなと思ったけど、監督がバスク出身らしいので自分たちの地域の不幸で不名誉な過去を笑いに変えようという意図があるんだろうなと感じた。
だけどNetflix広告攻めすぎ…
私はスペイン人。って…
評価:3/10点
残念ながら笑いの感覚が合わなかった。もっと全力でコメディ方面に振り切っても良かったんじゃないかと思う。