家族のように(原題UNA ESPECIE DE FAMILIA)

金を得れそうなことにはわらわら寄ってくる感じがよくわかる胸糞感。
【作品概要】
公開:2017年
上映時間:96分
監督:ディエゴ・レルマン
出演キャスト:バルバラ・レニー、ダニエル・アラオス、クラウディオ・トルカチール他
あらすじ
どうしても欲しかった赤ん坊を養子に迎えるため、田舎町へと向かう女医。貧しい地区での、法律では認められていない養子縁組。問題に直面した彼女は…。
感想
トップ画像だけ見るとおじさんのせいでスパイ映画っぽく見える笑
どうしても子どもがほしい女性と、育てられない?子どもを出産してしまったお母さんの二人の気持ちの揺れ動きを描いた映画。
なんだけど、養子にもらうって段階になるまでの事情や葛藤が描かれないからその辺がイマイチだった。
もらう側は子ども欲しいけど以前死産しちゃってもう生めない?から養子欲しい。けど冒頭でかなり葛藤したうえでもらいに来たってなってたけど、その葛藤の理由が全く示されない。
出す側はもう子ども三人いるってことだったからもう育てられないからかなと思ったけどその辺はっきり明言されない。そのせいで、そうなんだろうなと思いながら見るので、中盤で“金持ちは何でも持ってて不公平!”とか言って養子に出すための手続きを手伝いたくないとか言われても、考えなしに子ども作ったお前がバカなんだろとしか思えない。
百歩譲ってこの人はいいとしても、その周辺の人たちが胸糞すぎる。
まず親戚A。
突然やってきて、事情が変わったから子ども欲しければ1万ドル払えってアホか。正直、顔と言動が怪しすぎて全く信用できない。言ってることが本当のことだったとしても弱みに付け込んで利用してやろうとしゃしゃり出てきたようにしか思えない。
次に病院スタッフ。望まれない子どもたちが生きていけるように違法適法関わらず行き先を見つけてあげてるのよって顔してるけど、
やってることただのブローカーやん…
そんなんやるくらいだったら避妊するように指導しなさいよ。
とまあこんな感じで登場人物ほとんどの人にイライラ笑
他にもちゃんとしたやり方あるだろうに養子が欲しいばかりに、焦ってダメな奴らを引き寄せているようにしか思えなかった。
評価:4/10点
事情や背景の説明がイマイチでわかりづらかったのは良くなかった。求めるものしか見えていない感じはよく出てたように思う。