山猫は眠らない(原題Sniper)

音響とかで昔の映画感を感じることが多いけどやっぱり面白い。
【作品概要】
公開:1993年
上映時間:98分7
監督:ルイス・ロッサ
出演キャスト:トム・ベレンジャー、ビリー・ゼイン、J・T・ウォルシュ他
あらすじ
海兵隊所属のトーマス・ベケット上級曹長は、ワシントンの指令を受け、極秘のうちに標的を仕留める凄腕のスナイパーだった。過去幾人もの標的を仕留め、そして多くの仲間も失った。パナマの麻薬組織を後ろ立てに政権を狙うアルバレス将軍の暗殺指令を受け、元オリンピック銀メダリストの若きエリート、リチャード・ミラーが、パナマ米軍駐屯地にいるベケットの下で合流する。密林経験のない新人の起用に難色を示すベケット。二人の新旧スナイパーコンビは、任務遂行を受け、ジャングルに進行していくのだが…。
感想
さすがに昔の映画なので気になるところは色々ある。
銃撃戦の音響を過剰につけすぎてたり、銃撃音が電子音感ありありだったり…
この辺はその時代の技術使ってやってるんだから仕方ないとは思う。
けど、ジャングル入る時に顔に迷彩施してるのにそれがしばらくしたシーンではかなり落ち気味なのはどうにかして欲しかった。命かかってるはずなんだから…
でもそういったことを吹き飛ばしてくれるくらいやっぱり面白い!
単純なドンパチも見ていて楽しいけど、本作は色々なドラマ性があっていい。
ジャングル探検感だったり、エリートとたたき上げの対立だったり、寝返った元弟子との対決だったり…
そして邦題のセンスの素晴らしさよ。
ジャングルに身を潜めてじりじりと獲物に近づく山猫とギリースーツをまとってじりじりと動くスナイパーの感じが完璧にマッチしてて、完璧としか言いようがないと思う。元弟子との戦いなんかはまさに山猫同士の戦いみたいでワクワクした。
邦題で普段映画見ない人の気を引かないといけないのはわかるけど見習ってもっとセンス磨いてくれ…
評価:8/10点
ザ・スナイパー映画。強敵のライバルもいて良かったけど、もう少し追い詰められても良かった気がする。