バイバスト(原題BUYBUST)

作戦がザルすぎるだろ…とか思うところはあるけど予想以上の面白さ。
【作品概要】
公開:2018年
上映時間:127分
監督:エリック・マッティ
出演キャスト:アン・カーティス、ブランドン・ヴェラ、ビクトル・ネリ他
あらすじ
迷路のようなマニラのスラムで作戦中の女性特別捜査官を襲う、暴徒と化した市民や残忍な犯罪組織。地獄のような戦場から生還するには、戦い抜くしか道はない。
感想
フィリピンの麻薬戦争のお話。
これがフィリピンの現実なんだろうなーと思わされる作品。
麻薬組織と警察とそのどっちにも怒ってる一般市民の構図。
実際がどうかは知らないけど、警察側と麻薬組織側のどちらに対しても批判の意思を込めた感じで作られてるのかなと思った。
しかし、途中から警察に襲い掛かるスラムの一般市民と麻薬組織の違いが正直わからず、こんな作戦で警察の人的資源が損なわれまくるの考えたら、麻薬に少しでも関わったら処刑するっているのは手っ取り早い方法ではあるよなとも思う。
そんな感じで、一般市民から妨害されたり、準備の時間が短かったり(?)問題があったとはいえ迷路みたいになっているスラムだとわかっているんだから脱出ルートくらい用意しなさいよ…。
しかもこういう場合は妨害されて電波がないとか…。分かってんなら、定期報告を基本にして途切れたら応援とか対処できるでしょ。
という作戦への不満。(事情により適当に作られた作戦かもだけど)
あとは2時間もある長編なんだけど、中盤同じようなシーンが続いているのがちょっと無駄に思ってしまった。その辺削ってもっと凝縮することで観客に飽きさせずもっと中身の濃い作品になったんじゃないかなと。
こんな感じで多少不満はあったものの、激しめのアクションシーンが多かったり、市民の群がり方がゾンビ映画を見ているようだったりと、見ていて十分楽しめる作品でした。
最後に…時間表示デカすぎ笑
評価:7/10点
間延びしてしまうシーンはあるが戦闘が始まれば激しさとわちゃわちゃ感を楽しめる。